この論文のほかに、第二編として「「治未病」を考える」という題で書かれています。未病という概念が巷では間違って流布していて、未病が正常と病の境目というように理解されているようでした。 そこで、その間違った概念の出どころが、驚くことに鍼灸学校で使われている教科書にあったのです。 私は、この驚きから、古書の中の「治未病」ということばの正確な意味を解き明かしてみました。